何で妻がこんなにイライラしているのか全くわからない…
今までの可愛くて温厚で笑顔がステキな妻はどこに行ってしまったんだ…
妻が妊娠出産してから人が変わってしまった…
とお悩みのご主人。
ようこそここへ。夫を憎んで憎んでそしてその時期を乗り越えた妻です。
子どもが7歳の今では、ラブラブとまではいかなくても夫婦上手くやってます。
あの頃の事を思い返してみると、毎日が本当に夫との戦い(冷戦ですけど)のようで、もしかしたらふとした瞬間に壊れていてもおかしくなかったなって思うんです。
でも産前産後って、本当に野生が憑依しているような状態としか言いようがなくて、恐らく奥さまを変えようと思っても無理。
ご主人にとっても辛い時期だとは思いますが、私が夫に言われて嫌だった発言についてまとめますので、どうか地雷を回避して過ごして下さいね。
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妊娠中、妻がストレスを感じる夫の発言
妊娠中はとにかく不安なんです。
順調そうな人でも、2人目でも、子どもの命を守る事に全神経が向かっているような状態なので、些細なことが気に障ってしまうんです。
もちろんパパであるあなたも同じように辛い事もありますよね。
これから産まれてくる家族のために、もっと仕事を頑張らなくてはというプレッシャーを感じているかもしれません。
今までと違い、妻とのスキンシップが図れずストレスもたまっている事でしょう。
でも何気ない発言や行動が奥さんの逆鱗に触れる事がある事だけは知っておいて損はありませんよ。
実際に私が夫に言われた・された事で、本当に嫌だった事を解説します。
「早く母ちゃんに知らせよう!」
奥さんからするとこの発言が「手柄を早く飼い主に持って帰りたい犬」に見えちゃうんですよ。言い方悪くてごめんなさい。
もちろん犬はご主人、あなたです。そして飼い主は嫁にとっての義母。
奥さんはあなたの母ちゃんの孫を産むために今大変な思いをしてるんじゃありません。
母ちゃんに嫁の妊娠を知らせるタイミングは妻の意見を尊重した方がいいです。
残念な結果になる事もあるので、いち早く知らせるよりも安定期を待ちたいという奥さんも多いですよ。
奥さんの了承を得ず勝手に報告しちゃうとか言語道断。
『何で実母には早く知らせてうちの母ちゃんには知らせないんだよ…』
「妻の考えを尊重して妊娠を知らせることを安定期まで待つって決めたのに、嫁は嫁の母親にもう知らせてる。不公平じゃない?」
そんな事もあると思います。
残念な事に、実母と義母は妊娠出産育児において対等ではありません。
実母にいち早く知らせる嫁が多いのは、赤ちゃんを授かった喜びを共有するためではなくて、自分の身体の事だからですよ。
誰しもが当たり前のように健康に出産までこぎつけられるとは限らないんです。
病気さながらの状態になってしまう奥さんもいます。
万が一の時は実母の手を借りる事もあるでしょう。
それに、娘の母親は喜びよりも、娘の身体を心配します。そこが夫側の母親と違う。
だから嫁の親と自分の親を同列に考えちゃダメ。
「妊娠出産なんてみんな当たり前にしてきた事じゃん」
個人的には、自分が出来もしない事を「当たり前」とか言うもんじゃないと思いますよ、人として。
そして「当たり前」「皆やってる」というのならば、そんな時にこそ寄り添えるのが家族というもの。はい終了。
「妊娠出産は病気じゃないじゃん」
ここで私の主治医がうちの夫に放った言葉をご紹介しましょう。
妊娠出産は病気ではありません。病気は薬もありますし治療もできます。でも妊娠出産はひとたび悪くすると薬で治す事も治療をする事もできません。悪くなる事はあってもこれ以上良くなる事はありません。そういう意味で、「妊娠出産は病気ではない」んです。
以上、現場からお伝えしました。
「しんどい顔ばっかりしないでよ」
いや実際しんどいんでw
・・・いやいやいやいやw
誰の子を!身ごもって!ると!思ってる!の?????
こっちだって笑顔でいたい。マジで笑顔でいたい。常に笑顔で旦那さんを送り迎えできる、そう例えばドリカムの「あなたにサラダ」の歌詞の主人公のようにウキウキしながら買い物行って脇に小さな花束さしてただのサラダを笑顔で作って旦那さんに出してあげられる、そんな妻に私はなりたい。
でも気持ち悪いし、毎日どこかしらが痛いし、身体は鉛を抱えているように自由がきかないし、
何より、命を守るプレッシャーで本当にキツイ。
更にホルモンバランスが急激に変化するため、メンタル面も不安定。
そんな時にこのような言葉を掛けたら一生忘れない…忘れられない…忘れたくない~~~
「もう母親なんだからそんな弱くてどうすんの」
妊娠したからといってすぐ立派な母親になれる訳ではありません。
我が子の成長と共に母親になっていきます。
はい終了。
出産前後、妻がストレスを感じる夫の発言
今まで妊娠中の夫の一言をまとめてきました。
次は出産前後。
ここでトラブルになりがちなのが、夫側の実家に関する事ですよ。
十分注意して、あわよくば自分が防波堤になる覚悟で挑みましょう。
ここさえ無事クリアすれば、あなたは妻から絶大な信頼を得る事ができますが、ここでしくじってしまうと死ぬまでネチネチ言われる事になります。
「何で俺の親呼んじゃいけないの?」
ではあなたが痔の大手術をしてフラフラであられもない姿の時に、嫁の両親が笑顔で見舞いに来たらどうでしょうか。
しかもめっちゃ笑顔で来ますよ?
しかもこちらの病状など九分九厘忘れ去られ、キャッキャウフフと楽しそう。
しかも「そんな酷い痔になったのはあなたの痔主だという自覚が低すぎるからでは?」とか「痔なんてみんな持ってるじゃん、大袈裟よ」とか、不要なアドバイス付き。どう?
「産後一人じゃ大変だろ?母ちゃんに手伝ってもらおうよ」
じゃぁ妻が赤ちゃんと過ごして妻が赤ちゃんのお世話に専念できるように、お姑さんにはその汚れたものを洗濯してもらって、食事の準備と洗い物を済ませてもらって、一通り掃除でもしてもらいましょうか。
産後の手伝いっていうのは「ママが赤ちゃんのお世話に専念できるように、赤ちゃんのお世話以外の事をする事」ですよ。
「また具合悪いの?」
子供を産んで普通の体調に戻るまでの期間は千差万別。
私は子どもが2歳ぐらいまで体調が戻りませんでしたよ。
更に、体質も変わってしまう人が多いんです。免疫力が低下して風邪を引きやすくなったりもしますし、母乳育児だと様々なトラブルで高熱を出す事もあります。
奥さん本人が一番『健康でいたい』と思っています。
育児中、妻がストレスを感じる夫の発言
一緒に手を取り子育てをしていきたいのはやまやまなんです。
でも、いつの間にか夫が敵になってしまう。
こんな事を言われたら。
「ちょっと神経質じゃない?」「気にし過ぎだよ」
私はもともと心配性なので、この言葉は夫に何度も言われました。
ベビーシートに乗せて息子がギャン泣きしても降ろさなかった時も。
虫歯になりやすい私と同じ轍は踏ませまいと、箸の共用をせず、砂糖たっぷりのお菓子をなるべく与えず、大暴れして嫌がる息子を押さえつけて歯磨きをしていた時も。
最近では息子の咳が変!と気付いて救急相談に電話をし、救急病院に連れていく時ですら「大げさ、気にし過ぎ」って言われましたからね。結局、仮性クループでした。
あまりにも病的で日常生活に大きな支障が出たり、変なものを妄信してしまうようなら別ですけど、そうでなければいずれママも落ち着いていきますのでそっとしておいてください。
「そこまでしてする必要ある?」
奥さんは母親として手の抜きどころと頑張りどころの勉強中です。
お母さんになったばかりだと頑張り過ぎてしまうんですよね。
でもいくら「手を抜いて大丈夫」と周りが言っても、結局自分で一つ一つ確かめていかないと納得が出来ないんですね。だって子供の事が大切だから。
「怒り過ぎだよ」「ママ怖いねー」
「怒り過ぎだよ」はまぁいいとしても「ママ怖いねー」は絶対ダメ。
これから沢山、『何もそこまで怒らくても…』と思う事が起きます。
何でそんなに怒るのかって、24時間子供と付きっ切りで子供のペースで息が詰まって心の余裕がない状態だからなんですよね…
心にゆとりがある時は見逃せるような事も、自分自身のガス抜きが出来ていないと怒っちゃったりするものなんです。
「母ちゃんだって孫が可愛いんだよ」
それとこれとは別。
可愛いからって何してもいい訳じゃないんですよ。
妊娠出産育児で嫁がイライラしてる理由を、産後クライシスを乗り越えた私が説明します、さいごに
妊娠出産から子育てがひと段落するまでは、心の余裕がないあまり、どうしても夫のする事言う事にイラッとしてしまうんです。
でも私たち妻もこのままでいいと思っている訳ではなくて、本当は以前のように仲良くなれたらいいなと思っているんですよ。
その機会を作る前に、更に日常的なストレスに上書きされてしまい、いつもしかめっ面をしてしまう…
あなたの奥さんも、心の中では『ごめんなさい』って思ってるかも知れませんよ。
この記事が少しでもあなたの役に立つことを願っています!