モラハラ夫にほとほと呆れ、反抗期の長男扱いをしてみました。
自分の夫がモラハラだと知ってしまったばかりの頃は、ショックやら失望やら悲しみやらで、真剣に相手にしてしまいがちですが、そこを通り越すと(何で私がこんな目に合わなくちゃなんないの??)という気持ちになって行きました。
そもそも大人というのは、自分の機嫌ぐらい自分で取ることができるはずなんですよ。
自分の失敗は自分でフォローするのが大人なんですよ。
それすらできないモラハラ夫の事を、1人の男性として見ろという方がムリ。
だから反抗期の長男扱いをしてみたんです。
クリックできるもくじ
モラハラ夫は永遠の反抗期男子
反抗期がなぜ起こるのかメカニズムについてはもちろん諸説ありますが、私自身は、
- 心が成長し様々な感情を持つ事が出来るようになったけど、
- 感情のコントロールが自分でうまくできないし、
- 相手を思いやる気持ちはまだ育っていない。
それが反抗期だ、という説に一番納得しているんです。
本来なら「反抗期」は思春期までに済ませておくこと
子どもは今までと違い色んな感情が自分の中に次々に湧いてくるのに、その感情を自分でうまくコントロールできないんですね。
そして相手の気持ちまでは思いやれないから、本人が意図しているかどうかは別にして反抗的な態度で相手が嫌がるような事を言ったり態度に出し、ストレスをぶちまけるという。
出された食事に文句を言う。
立場の弱い人に高圧的になる。
何でもかんでも批判したがる。
自分を大きく語る。
できもしない事をさもできるかのように言う。
これ全部、本当なら若いうちに終わらせておくべき事ですよね。
自分の感情がコントロールできるようになるのが「大人」
若いうちにデカい口叩いて、そのうち社会で身の程を知り、人として成長をした時に己の未熟さに気付くのです。
昔の自分を思い出して「うわぁぁあああ!!」と心の中で叫びたくなる事、1つや2つ、ありますよね。
もちろん、反抗期なんて思春期にもなくてモラハラ男でもない、という方の方が多いんですよ?
そういう男性は元から心の成長のバランスが良かっただけかも知れませんし、ご両親に一切の矛盾がなく反抗する必要がなかったのかも知れません。
ともかく、自分の感情をうまくコントロールできるのが「大人」なんです。
反抗期扱いしたらモラ夫はどうなる?意外と反論できない
反抗期扱いなんてしたら、どれだけキレられるかわからない、ますますモラハラがひどくなるのでは…
そんな風に思う奥さまも多いかと思います。
もちろんタイプにもよりますけど、仮にキレてくるようなタイプなら次の一手(離婚や別居)を取るきっかけになりますよね。
人がいる時にモラっぽくなったら今では「チャンス」
今までは母や義母がいる時にモラっぽくなったら、本当に惨めで悔しい思いをしました。
でも今ではもう「人前でどんどんモラ出してって」ぐらいに思っています。
私は最初、義母や母の前で積極的に「夫君はいま反抗期ですから~お気になさらず~うふふ」っていう感じで夫を反抗期男子扱いしたんです。
義母や母がいる時は、モラハラ夫は超いい顔をしますから、最悪ガチギレされる可能性は低いんですよね。
「今日もブスっとしてますけど、反抗期ですからいつもこうなんです~うふふ~」みたいな感じのスタンスを、義母や母の前で取り続けました。
恥をかかされた!と怒り狂うかと思ったら
義母や母がいなくなった後、「恥をかかされた!」と激怒するかと思いきやそうではなく、なんとなく「しゅん…」としていたんです。
モラ夫も、まさか自分が中学生扱いされると思ってませんから、ぐうの音も出ないという感じでしょうか。
これは行けるかも知れないと思った私は、それ以降夫がモラハラ発言をするたびに「そんな反抗期の中学生みたいな事言わないの~」みたいな態度を取るようにしたんです。
モラハラ夫が最も苦手とするのは、自分の言葉に動じない相手です。
たいして知恵を使わずにパワーだけで相手を支配下に置く事しかしてこなかったモラハラ男は、頭を働かせる事はできないのです。
反抗期の子どもを生暖かく見守るのと同じように、というか我が子ではないので「はいはい」で放置ででもいいんですけど、
とにかく真剣に取り合わない真に受けない動じない、これをされるとモラハラ夫はもうどうしようもできないんですね。
モラハラ夫が反抗期の男子に見えたのは、母の一言がきっかけ
私が夫のことを反抗期男子に見えたのは、母の一言がきっかけでした。
ある日の夫の態度を見てしまった母に「夫君、反抗期の子どもみたいね。」と言われたんです。
私はその時、ずいぶんしんどい時期で、でも母に夫がモラハラ夫だという事を打ち明ける事も出来ず、苦しかったんですね。
基本的には母の前で良い顔をする夫のふとした一面に母が気付き、でも私が話してこないため、母はせめて「気付いてるよ」と伝えるために言ったのだと思います。
母の「反抗期の子どもみたいね」の一言を聞き、パーっと心が軽くなったんです。
突っかかってきても「はいはい」と流せるようになったし、ブスっとしてても「またやってる」ぐらいに思えるようになったし、私自身が夫に求めることが減って、気持ちがめちゃくちゃ軽くなりました。
時に「反抗期の中学生みたいね」って微笑む事すらできるようになったのです。
モラハラ夫を「反抗期の子ども扱い」したらモラが弱体化していった体験談、さいごに
私がモラハラ夫にした対処法は他にもありますけど、反抗期の子ども扱いは、まだ常識人でいたいモラにはかなり効果的だと言えます。
ただ、私は夫の母ではありませんから、反抗期を心の成長だと思って温かく見守っている訳ではありません。
ベースにあるのは「自分の機嫌も自分で取ることができないようなちっぽけな男を、私の夫として見ることができない」です。
私に大切にして欲しければ、早く一人前の男になりなさい。ぐらいの気持ちで接していました。
そう、モラハラ男は反抗期の思春期男子なんです。
貴女が恐れるに値するような存在ではありません。