私がブログを始めたのは2018年の春。
その年の8月に夫が懲戒解雇されるという珍事件が発生し、夫が懲戒解雇されてから約1年経って開業届を出して個人事業主になりました。
まぁ個人事業主になった頃が一番イケイケで、その後2019年9月のアプデで撃沈してからは細々とやってるんですけども。
私は何の取り柄もない専業主婦だったので、まさか自分が個人事業主になるとは(いつまで続くかはわからないけど)。
個人事業主になった記念に、夫が30年ずっと欲しかったという本革スパイクを買い、
そして夫にとって初めてのマイカーを買いました。
私自身は今まで誰かに何かをしてあげる事に全く喜びを感じる人間ではなくて、与えてもらってこそ至上人間だったので、まさか自分がこういう生活を送る事になるとはね…ってびっくりしてます。
クリックできるもくじ
アフィリエイトで稼ぎたくてブログ始めました
私って本当に楽して生きて来ただけの人間なので、今まで必死で勉強をしたこともなく、ぶっちゃけ社会的な価値ってないに等しいんですよ。
器用貧乏で何でもそつなくある程度はできるけど、かといって何かを突き詰めたかっていうとそういうのはない。何でも中途半端。だからこそ夫のモラが助長されたっていうのもあるのかなって今では思いますね。
私にとってブログアフィリエイトは最後の砦みたいなものだったんです。
子どもが入園したっらパートに出よう!が叶わず
当時の我が家はそこまで貧しくはなかったけど、我が家は高齢親だからよそ様の倍のスピードで資産を作っていかないとならないんですね。いや、よそ様の倍のスピードっていうのは例えですけど。
だから夫は私がいつまでも専業主婦でいる事に賛成はしていなかったし、露骨に「無職」呼ばわりされることもありました。
私は息子が幼稚園に入園したらパートに出る予定でいたんです。
何のキャリアもない私が子どもを産んだ後にお金を稼ごうと思ったら、パッと思いつくのがスーパーのレジや工場とかでパートをすること。
私は接客業は苦手じゃないし、近所の客層が良いスーパーのレジ打ちいいな…でもノーメイクで行ける工場もいいな…どっちがいいかなぁって考えていました。
ところが…
子どもがしょっちゅう風邪引いて幼稚園お休みするし、頼れる人もいない環境で子育てしてると、なかなかパートに出るタイミングがない。
幸い、夫が会社で業績を伸ばしはじめ年3回のボーナスがかなり充実しつつあり、「無理して今パートに出なくても年中さんぐらいになって落ち着いてから出ればいいんじゃない?」と夫が言い出したんですね。
でも、いざ子どもが年中になってみたら、今度は子どもがプール授業を嫌がって登園拒否、最終的にチックになっちゃって、とてもじゃないけどパートに出られる精神状況じゃなかった。
いつパート出られるかな…と、夜中にコツコツ記事を書く
子どもが登園拒否したりチックになったりしたりして、いつパートに出られるかも分からない状況の中で、私は「在宅で稼げるようにならないときついかも」と思うようになりました。
そこで保険的に始めたのがブログアフィリエイト。
何が正しいのか、SEOが何なのか、キーワードが何なのかもよくわかっていなかったけど、とりあえず半年ぐらいコツコツ記事を書いてアドセンス貼っておけばお小遣い程度にはなるかも…と考えて、子どもが寝た後、暗闇の中作業をしました。(子どもが添い寝必須の子だったので)
そういえば最初、ネットにまったく興味がない夫一馬力だった我が家にはネット環境というものはなく、モバイルwifiでしのいでいましたね。
しかもパソコンは2万円ぐらいのリフレッシュPCってやつ。要するに中古。
▼今でもこういうやつ使って記事書いてます。
息子を寝かし付けて夫が寝室に来るまでの間、ベッドの足元で記事を書きました。
この時点ではまだ「稼げたらいいな」ってぐらいの感じだったと思う。
ちなみに一生のうちでいちばん脳を使いましたね。
夫の懲戒解雇で状況一変、私も本当に稼がなくてはならず
夫が懲戒解雇されたのは、私がブログを初めてから5ヶ月ぐらいの時。
夫は外資系商社で働いていて、元はその会社の取引先にいて引き抜かれて入社したんです。
夫は業績をめっちゃ伸ばしていたから年々賞与が増えていたし、出張経費が良い会社だったから出張に行くだけでどんどん収入が増えるし、我が家の2018年は割とゆとりがあったんですよね。
3月の決算賞与も3桁万円、7月の夏の賞与も3桁万円。
もちろん普通に冬も賞与が3桁万円もらえるはずだった。
そう、あの頃の我が家は本当に波に乗りかけた状態。(乗れてはいない)
な・の・に、よ?
息子の長い夏休みに手を焼いていてストレスたまりまくりで「あぁ!あと数日で夏休みが終わって1人の時間が出来る!」って時に、夫から「懲戒解雇された」って打ち明けられたんです。
今でも覚えてる。
ルンルンでパンケーキ食ってる時に言われたから。
人生ってうまくいかない事の方が多いから
旦那がクビになった!キィィィ!!…ってなりそうなものだけど、私は割と冷静だったんですよね。
だって人生ってうまくいっている時よりうまく行っていない時の方が多いじゃないですか。
あくまでも肌感ですけどうまく行ってる時2:うまく行ってない時8ぐらいの感じ。少なくとも私の人生はそんな感じ。
息子が産まれて、夫婦ラブラブって訳でもないしモラもあったにはあったけど、何だかんだとうまくやっていて、希望の幼稚園に入園させる事もできて、幼稚園のママ達もみんないい人ばっかだしトラブルとは無縁だし、金銭的にもそれほど困っていないし、この割と幸せ続きだった私の人生に、「外資系商社勤務の夫が懲戒解雇される」という爆弾が投下されたわけですよ。
あー…
これ、もしかしてチャンスかも?そう思いました。
ここで夫を責めてしまったり罵倒してしまうより、夫には転職を余儀なくされたのだからもっといい会社に入ってもらうしかない、とも思ったし、
ここでモラを一気に畳みかけるチャンスかも。そう思ったんです。
本気でアフィリエイトに取り組む覚悟が決まった夫の解雇
普通ならばすぐに仕事を探すのでしょうけど、私は先に言った通り、何の資格もないしキャリアもない主婦。
夫にはひとまず解雇された会社よりももっと良い条件で、しかもモラに見合った収入を得るために再就職活動を頑張ってもらうとして。
問題は私。
(もう…アフィリエイトを頑張るしかない…)
そう覚悟を決め、私は本格的に「マネタイズ」に目を向ける事にしました。いやパートに出ろよ。
2018年9月からマネタイズを開始してじわじわ伸び続け、2019年8月、夫の扶養を抜け開業届を出し、個人事業主になったのです。(あ、夫は解雇になった会社よりも良い待遇で再就職しました。)
開業翌月、2019年9月のアプデで激減したのは、また別のお話…/(^o^)\
主婦がアフィリエイトで収入を得て変わったこと
私の稼ぎなんて微々たるものなので、もちろん夫の収入が生活のベースになっていてこその話なんですけどね。
私は専業主婦だった時、専業主婦であることに引け目を感じていたわけではないんですけど、それでも「人のお金で生きる」という息苦しさはあったんです。特に夫はモラ気質ですし。
夫も子どもが食べるものは当たり前のように買うのに、自分しか食べないものを買うのは憚られるというか。
一時期はスーパーに行っても、自分の欲しいものがわからなくなったこともありました。
自分で収入を得る事でそういう息苦しさもなくなって、「夫が社会的信用を得て、私が家にいながらプラスアルファの収入を得る」という今のスタイルが、私たち夫婦にとってより良い関係を作るベースになった気がしますね。
収入を得た事で私も堂々と出来るように
私の収入なんて夫の収入の半分にもとうてい及ばない額ですし、仮に夫と離婚をしたとしても子どもと私と満足な暮らしが送れるような金額ではないんですよ。
それでも、夫の扶養を抜けて自分で収入を得ているという事実は、私の自信につながったし、夫に対して今まで我慢をして言わなかった事も普通に言えるようになりましたね。
あとは夫に事前に相談して買わなくてはならなかったようなものも、自分の判断で買えるようになったし、
自分の預貯金が増えて行く事で、「いざという時は…」という心強さもありますし。
「私だって好きで家にいるんじゃない!」って思っていた頃よりも、ストレスは激減したし、これならもっと早くに自分で収入を得る工夫をすれば良かったなぁと思いました。
夫への感謝の気持ちすら産まれた
私は、今まで夫から言われた事を忘れたわけではないんです。
でも、自分で収入を得る事で自信が湧いたし、なんだか夫への感謝の気持ちすら産まれたんですよね…
確かにね、双方収入を得ているからバランスが取れている夫婦の絆なんて、どちらかが働けなくなったらその時は脆くも崩れると思いますよ?
でもとりあえず今は割と落ち着いているし、それでいいかなと。
それに何より、アフィリエイトを初めて私が嬉しかったことと言えば、
個人事業主になった記念に、夫が30年間「いつか買いたい」と考えていた本革スパイクを買ってあげることができた事ですね。
夫は本当に物を買わない人で良いものを手入れしながら永く使う人、だからこそスパイクを新調する事は、私が何かを買う事よりも意味があること。
「個人事業主になった記念にプレゼントするよ」と言えた自分も何か意外ですけどね。
そして、私も夫も長らく便利な都市部住みで車の必要性を感じていず、車を買った事がなかったんですけど、
私が収入を得るようになり、我が家にもゆとりが生まれ、普段車で生活していない我が家にとっては完全に贅沢品であるマイカーを購入しました。
夫は何だかんだと、男性だから?初めてのマイカーを予想外に喜んでいて、私は「夫という人間のこの瞬間に立ち会う事が出来て良かったな」と思ったり思わなかったり。
主婦がブログアフィリエイトで個人事業主になってマイカーと夫が欲しかったスパイクを購入した話さいごに
ちなみに私はいくつかのnoteを購入しましたが、サロンにも入っていないし高額な情報商材を購入してもいません。
インフルエンサーに拡散されたこともないし、バズもないです。
それでも主婦が「普通の」アフィリエイトをする事は可能です。いや可能でした。(2020年の今はちょっと難しくなってきているのかも。5月にコアアップデートもありましたし。)
主婦がアフィリエイトをするにあたって1番大切なのは、本物の情報と偽物の情報を嗅ぎ分ける能力なのではないかと、私はいまだに思っていますね。多くは語りませんけども。
私は賢くないので誰かにアフィリエイトを教える事はできないけど、こういう事もあったよという事を何かのヒントにしていただけると幸いです。